Sketch界隈で2016年に話題(俺視点)となったアレコレ - Sketch Advent Calendar 2016

なかなか誰も書かない、Sketch Advent Calendar 2016 14日目を遅れて書きました。Sketch界隈で2016年に話題となったアレやコレやをまとめてみました(ただし俺視点)。

Sketchのアップデート

2016年は、3.5から41まで7回のアップデートがリリースされました。

Sketch 3.6

長らくLine-heightにバグを抱えていましたが、バグフィックスはできていないものの、このバージョンから割とマシになりました。

Sketch 3.7

シンボルシステムが刷新され、テキストや画像をシンボルごとに入れ替えられるOverrideができるようになりました。ただ、配置している位置で編集できなくなったため、そこがちょっと不便に……。

Sketch 39

3.9ではなく、いきなり39へアップデート。グループやシンボルを拡大縮小した際に、内包されるオブジェクトのリサイズ方法を指定できるようになりました。ポジションの固定や、オブジェクトの余白を固定するといった指定ができるため、レスポンシブデザインもこなせます。

また古い形式のプラグインがLegacyプラグインとして扱われ、1段奥のメニューに追いやられました。いつかのタイミングで使えなくなる可能性が高いので、要注意です。

Sketch 41

シンボルのOverride機能が大幅にパワーアップし、ネストしているシンボルと同サイズのシンボルとを入れ替えられるようになりました。

プラグイン関連

2016年にリリースまたはアップデートされた主要なプラグインです。

Git Sketch

SketchからGitを使えるプラグインです。Sketchファイルそのものはプレビューできないのですが、アートボードをPNGとして書き出しcomitすることで、差分をわかりやすくしています。

InVision Craft

InVisonがSketchおよびPhotoshop向けのプラグイン「Craft」をリリース。日付やメールアドレスのダミーテキストや画像の挿入、そしてデザインエレメントのリピートコピーといった、プロトタイピングに欠かせない機能が揃ったプラグインです。特に、Sketch版では、Photoshop版にはない、ウェブサイトからデータを挿入する機能があります。

またアップデートで、JSONファイルを読み込めるようになり、ダミーではなく本番に近いデータを挿入しやくなりました。

Sketch Runner

macOSの「SpotLight」やランチャーアプリ「Alfred」のように、コマンドパレットに文字を入力して、メニュー項目やプラグインを実行などができるプラグインです。特に、プラグインをたくさん入れていると、探すにも時間がかかってしまいますが、Sketch Runnerを使えば名前を入力するだけですぐに見つかります。

SVGO Compressor

書き出すSVGを自動的に圧縮してくれる必須のプラグインです。

JSON to Layers

拙作ではありますが、FireworksのデータをJSONとして書き出し、Sketchへ取り込むプラグインを作成しました。2015年11月ぐらいから開発を始めて、Sketchのアップデートに翻弄されながらのリリースです。El Capitan以降のOSでは、肝心のFireworks自体が立ち上がらない(立ち上げる方法はあるにせよ)ので、使えないかもしれません……

Sketch Measure

必須プラグイン、Sketch Measureがバージョン2へアップデート。UIパネルでスペックを挿入できるようになりました。

Symbol Organizer

増えつづけるシンボルを整頓できるプラグインです。

Duplicate Symbol

シンボルインスタンスからシンボルマスターを複製できるプラグインです。わざわざSymbolsページで作業をしなくてすみます。

User Flows

アートボードを利用して、画面遷移図を作成するプラグインです。簡易的な遷移のテストもできます。

Open Sketch

プラグインではありませんが、Sketch内のオブジェクトをJSONファイルとして書き出して、開発やバージョン管理しようという試みです。Sketchに限らず、他のツールもこうした中間フォーマットでやり取りできると、制作者は幸せになれそうなんですけどね。

その他

かぶってるプラグインもありますが…

Sketch周りの動き

InVisonがSilver Flowsを買収

AdobeがSketchキラーAdobe Experience Design CC(Adobe DX)をリリースした直後、Sketchを使ってプロトタイプを作成できると期待されていたSilver FlowsをInVisonが買収し、CraftプラグインのPrototypeとして仲間入りを果たしました。

いまだにクローズドβですが、早くリリースして欲しいですね。

また、長谷川恭久(@yhassy)さんが、このツールを使ったときの様子をツイートされています(日付のリンクをたどると、一連のツイートを見ることができます)。

AtomicがSketch用のプラグインをリリース

プラグインではなく、あえてこちらへ。プロトタイピングツールのAtomicがSketch用のプラグインをリリースし、Sketchをほぼそのままインポートできるようになりました。インポートできればAtomic側で編集もでき、トランジション等の設定を入れて動きも確認できます。Craft Prototypeに先行した形になりました。

ライセンス形態に見直しが入る

これまでのライセンスでは1度購入すれば、ずっとアップデートを受けられましたが、今後は年間ライセンスの有効期間中であればアップデートを受けられる形に。アプリの開発を続けるためには、やはり資金は必要ですからね。Sketchが継続的にアップデートされるためにも、仕事で使っているならなおさら惜しまず払いたいですね。

ちなみに、年間ライセンスが切れても、アップデートが出来ないだけでそのまま使うことは可能です。以前から購入している場合、2016年12月までは使えるようですが……

Sketch Plugin Forum

開発者向けの情報はメーリングリスト主体だったのですが、晴れてフォーラムが開設されました。

界隈の動き

Adobe Experience Design CCのパブリックプレビュー版を公開(現在はベータ版)、そしてWindows版も

Adobeが本気を出してSketchを殺しに来たアプリ、Adobe Experience Design CC(Adobe DX)がパブリックプレビュー版として公開されました。

先行してmacOS向けに開発されていましたが、Windows版がリリースされました。毎月アップデートしていくとのことで、Adobeもかなりやる気になってますね。

Affinity Designer 1.5およびWindows版のリリース

個人的にFireworksの代替アプリとして推しているAffinity Designerが、シンボルやレスポンシブレイアウトなどを搭載し、10月に大幅にアップデートされました。あまり話題になってない?

また待望のWindows版がリリースされました。プラットフォームを越えてデータをやり取りできるようになり、Sketchに対するアドバンテージができましたね(悔し泣き。

Figmaのリリース

インターフェイスデザインツールとしてFigmaがリリースされました。ウェブブラウザでの利用はもちろん、macOS・Windows向けのデスクトップアプリもあり、フォントの問題があるもののSketchファイルもインポートして利用できます。また複数人で編集することができるという特徴もあり、今後どのようになっていくのか楽しみなツールです。

海外でも注目されており、2015年の終わりに次のようなニュースもありました。


ざっとSketch界隈の一年を振り返ってみましたが、いかがだったでしょうか?

ちなみにSketch Plugin Advent Calendar 2016もやってますので、よろしければご覧ください。

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